インタビュー

# 学生時代の経験

研究と実践で磨いたITスキル

―学生時代はどんなことに取り組まれていましたか？

大学ではコンピュータ理工学部に所属していました。IT周りの勉強をしており、研究室ではクラウド技術関連の研究をしていました。
研究を行う一方で、研究室の仲間と一緒にイベント会場などの物理的なネットワークインフラを構築する活動にも携わっていました。例えば、来場者やスタッフがイベント会場でWi-Fiを使えるようネットワーク環境を整える…というような仕事ですね。

# 就職活動の様子

ITスキルはゲーム業界でも活かせる！

―もともとゲーム業界を目指して就職活動をしていたのですか？

初めは、IT業界を中心に見ていて、特にネットワークインフラの構築経験を活かせそうな通信キャリア系の企業を目指していました。そんな中で、エンジニア向けの就職マッチングイベントに参加したことが転機になりました。バンダイナムコスタジオや他のゲーム会社の方々と面談をする中で、「ゲーム業界でもITスキルを活かせる」と知り、視野が一気に広がりました。

―バンダイナムコスタジオに入社を決めた理由は何でしたか？

就職活動を進める中で、どういう基準で会社を選んだら良いのか非常に悩んでいました。仕事はこれから何十年も続くもの。「IT」という事だけでこの先ずっとモチベーションを保てるのかと言われると、正直自信が無かったんです。会社を選ぶには、何か他にも強い動機が欲しいと思っていました。
そんな時、ゲーム業界でもITスキルが活かせるという事を知り、「好き」と「ITスキル」を両立できるこの道を選ぶ決心をしました。特にバンダイナムコスタジオは自分が昔から好きだったIPを扱っていたので、それも大きな後押しになりました。

# 仕事の中で得た成長とやりがい

前例のない仕事への挑戦が、やりがいと自信をもたらした

―現在の業務内容について教えてください。

最初の配属は、アーケードゲーム関連の業務を担うチームで、例えば筐体にアップデートで新パッチを適用するシステムなどを担当していました。そこからクラウドインフラに興味を持ち、以降はクラウド関連の仕事を中心に経験していきました。関連する資格を取ったりもしましたね。
現在は社内システムを担当しています。主にクラウドサービスを社内のプロジェクトで利用するための対応窓口、運用を行っています。なので、私の場合は一つのプロジェクトに所属しているというわけではなく、複数のプロジェクトに横断して関わっているという形になります。

具体的な業務内容としては、
・クラウドサービスの利用を受け付けるサービスデスク
・各プロジェクトのクラウドサービス利用費を適切に請求するシステムの運用
・クラウド利用に関する技術的サポート、相談窓口
と、大きく3つの業務を担っています。

―研修の様子について教えてください。

職種別で行われる「専門研修」では個人で簡単なゲームを制作し、その後の「制作研修」では他職種のメンバーと協力してチームでゲーム開発を行えたことが良かったです。自分を含め、サーバーエンジニアの同期のほとんどはゲーム開発経験が無かったので、そのように段階を踏みながら実戦形式でゲーム開発を学べたことは、とても貴重な経験になりました。

―仕事で苦労したことや大変だったことは何ですか？

研修後、最初の配属先はアーケードゲームのチームだったのですが、そこで配属後すぐに新しいクラウドサービスを使ったシステムの構築をしたことが大変でした。今まで使ったことのないクラウドサービスだったので、自分で調べたりドキュメントを読み込んだり、試行錯誤しながら推し進めていく必要がありました。チーム全体も多忙な時期だったため、自分から積極的に動いてキャッチアップする力が求められましたが、最終的にやり遂げることができ、上司からも高く評価をしてもらえたのはとても嬉しかったですね。
その後も、同様に社内で使用例のないクラウドサービスを用いたシステムを構築するという案件がありました。そちらも、外国語の資料しかないなど様々な困難がありましたが、なんとかやり切ることができました。
前例のない環境の中で、自分が先頭に立って物事を進めるのはとても大変でしたが、今振り返ってみると多くの学びがあり、自分の成長につながった良い経験だったと感じています。

―仕事をしていて印象的だったことや、やりがいは何ですか？ 

好きだったゲームのスタッフロールに自分の名前が載ったことは、やはり嬉しかったですね。アーケードゲームだったのですが、朝一で遊びに行ってスタッフロールを拝みました。昔から好きなゲームだったので、より一層感動しました。
ゲーム開発に関われるという点で、そういった喜びもありますし、エンジニアとしてのやりがいも感じることができます。例えば、最新のIT技術に触れる機会が多かったり、そういった技術の面白さ、奥深さを日々実感できたり。ゲーム開発ならではの醍醐味と、技術職ならではの醍醐味、両方を味わえる仕事だと思っています。

# 尊敬する先輩社員と目標

ハードスキルとソフトスキル、両方を大事にしたい

―目標としている先輩社員はいますか？

一人挙げるとしたら、社内システムチームのリードをしている方です。技術力が高く、社歴も長いので社内事情にも詳しい方です。
特に尊敬しているのは、相手が何を求めているかを把握する力と、それに対して最適なアウトプットをする力です。自分自身、業務経験を重ねるほどそういった対応力の重要性も実感しており、とても見習いたいと思っています。技術力と対応力、両方を兼ね備えた存在になりたいですね。

※ Grow BNSは、バンダイナムコスタジオのバリュー（挑戦・自律・追求・共創）の総称です。

自律 Be responsible

当事者意識を持ち、仕事を主体的に進めることを常に心がけています。
もちろん、ただ一人で突っ走るだけでは良い成果にはつながりません。周囲との情報共有や、伝え方にも工夫をしています。例えば、資料を作る際は、初めて見る人でも理解できるように図やフローを用いて「見える化」することを意識しています。自分が推し進めたことは、他の人にもしっかり共有されてこそ、次に繋げることができると考えています。