ゲーム業界へのチャレンジ 第1章

  • 2022年12月05日(月)

 
ゲーム業界にチャレンジした理由は?
元々ゲームのリアルタイムレンダリング技術に興味を持っており、
Unreal Engine5登場時にはとても感銘を受け、これまでの映像業界での経験も活かしつつ
ゲーム業界でチャレンジしたいと思いました。
ゲーム会社の中でも、ナムコのゲームが好きだったこともあり、バンダイナムコスタジオに入社しました。

 

チャレンジポイントは?
普段からゲームCGに関する記事を追ったり、Unreal EngineやHoudiniの勉強をしていました。
入社して実際にゲーム開発に携わる中で難しいと感じたのは、プログラミング的な考えやインタラクティブな考え方を身に着けることでした。
周りの協力を得ながら理解できるまで何度も確認して進めるようにしていましたが、
そんな苦労から、Unreal EngineやHoudiniに事前に触れておき、論理的、数学的な考えを身に着けておくことはやっておいて損はないと思いました。

 

異業界で感じたポイント
映像の場合、3Dデータ内部の数値が多少破綻していてもコンポジットである程度ビジュアルとして成立させることが可能ですが、ゲーム開発の場合はエラーがある段階で実装も危うくなるため、最後まで数値やノードを調整しながらブラッシュアップしていく必要があります。
映像業界では感覚的にやってきていたので、その点ゲーム開発で苦労しました。
また、ゲームはプレイして楽しいかという視点が一番大事ですが、消費者に伝えることを目的としている映像制作にはない視点であるため、そこに気がつくまでには大変でした。
ただ、辛いなと感じたことはなくそんなことも楽しんで働いています。

 

異業界経験が活きたこと
エフェクト業務ではモデリングやテクスチャ作成も多々必要になるので、その点で前職のジェネラリスト経験が活きました。
ゲーム開発でのエフェクトは最終的な工程になり、それ故エフェクトのクオリティが全体のクオリティに直結するのでプレッシャーはあります。
ただ、最終的な工程なので映像のコンポジットに似た感覚で進めることができ、楽しく取り組むことができています。

 

今後のビジョン
ゲーム開発に慣れてきたので、今後は映像分野で培ってきた技術や知見をうまくゲーム開発へ落とし込み、 ひとつ先のハードウェアのビジュアルを感じさせるようなエフェクト作りに専念していきたいです。
さらに開発での視野を広げ、バンダイナムコのエフェクトにおける技術向上・品質向上へ貢献していきたいと考えています。